2012年7月26日木曜日

小田原健さんの“木のプロジェクト”の打ち合わせ②〈東京都江東区〉


家具デザイナーの小田原健さんに、新しい“木のプロジェクト”の話を聞かせてもらったのは春先のこと。その経過をうかがうために、小田原さんに呼んでもらったのは東京ビッグサイト、賃貸住宅フェアの会場でした。日本では現在、賃貸物件の空き部屋が400万戸以上あり問題になっているそうですが、小田原さんは森林だけでなく賃貸住宅まで元気にするのでしょうか?



会場に着くと、中央のテーマスペースには小田原さんの気配が色濃く漂っています。針葉樹で組んだ建築構造フレーム、杉の丸太、木材チップ、パイン材の家具——。探さなくても、小田原さんはすぐに見つかりました。
話を聞くと、低迷する賃貸住宅の入居率を高めるには、ホンモノの良い空間、時を経て古くなるほど価値が高まるような物件をつくらなければならないということ。そこで、木造建築の構造材、内装材、家具などに針葉樹や間伐材を上手に使うことで良質な物件に蘇らせる。すると、賃貸住宅の元気と森の元気が結びつくということです。


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