「私は宿命的な放浪者である。私は古里を持たない…したがって旅が古里であった」
昭和の女流作家、林芙美子の自伝的小説を舞台作品とした「放浪記」の観劇に行ってきました。主演は、森光子さん。初演は1961年といいますから、48年のウルトラロングラン。今年の5月9日に上演回数2000回を突破したのは、テレビや新聞でも話題にでした。これはぜひ、と思い千穐楽の席を手に入れました。
この日、帝国劇場は満員御礼。テレビカメラもたくさん入っています。お年を召してから「でんぐり返りを封じた」森さんですが、舞台の上で踊ったり飛び跳ねたり、体が動くだけでなく、若き頃を演じれば小娘に見えるという、ほんとにビックリな89歳!!!!!
特別カーテンコールでは、この日に決まった国民栄誉賞受賞を知らせに、森喜朗元総理大臣が登場。会場は喝采と、ものすごい量の紙吹雪に包まれました。
ここまでやってもまだ、「私は引退なんかしません」とおっしゃいます。生涯現役、素晴らしい!
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