2016年4月16日土曜日

宮崎椅子製作所のCome on!徳島プロジェクト 2016ミラノ展速報(4)


宮崎椅子製作所Come on!徳島プロジェクト・ミラノ展、「デザインの系譜 Genealogy of Design」二日目。会場の清掃、展示品のメンテナンスから始まりす。電車のストライキのため、ベルギーから車で10時間かけてやってきたディストリビューターのキャッシー&ジョン夫妻が合流。EUでのプロモーション、販売についてみっちり打ち合わせを行い、対面コミュニケーションでパートナーシップを固めます。キャッシーは、涙がでるようなうれしい評価をしてくれる一方で、歯に衣着せぬ要望もストレートに言ってくれます。ものづくりが綴ってきた物語が、言葉も国境も越えて伝わっていくことを実感しました。



さて、本日はイタリア木工界の聖地、リーバ1920のショールームを訪ねました。木と向き合ってきた同社の100年が、ひしひしと伝わってきます。情熱、英知、鍛錬、執念、情念、人間の凄さを感じる空間。人類が発生するはるか以前、1億6千年前の木材のなんと重いこと。製品をつくるための機械や道具を眺めると、ものをつく出すためには、つくり方から考えることが大切だということが伝わってきます。イタリアがデザインの国といわれるのは、やっぱりダテじゃない。温故知新、クラシックが新しい。感動、感激、感謝の気持ちを、来場者ノートに書かずにはおれません。おや、1日前の日付の「ム」のサインはいったい???


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