「みちくさの家」での打ち合わせの翌日、ベガハウスの八幡秀樹さん、大迫学さん、大木拓也さんと、知的障害者施設「しょうぶ学園」を見学。癒し系敏腕ディレクターの大迫さんが事前に申し込んでくれたおかげで、施設長の福森伸さんに案内していただきながら、ギャラリー、さまざまな創作工房、音楽スタジオ、寮、パスタ&カフェショップなど、施設のほとんどを見て回ることができました。ここに入所している皆さんは、日常生活に支援が必要な人ばかりですが、ほとんどの人が、工房やショップで“何かをつくる”ことをしています。
だいたいの方が、ただひたすら同じことをやりつづけています。よった陶土でイソギンチャクのようなものを無数につくる人。布にパターン画のような墨画を描き続ける人。紙の立体で女の子の人形を作り続ける人。だんごのような塊になるまで同じ箇所に糸を刺して刺繍し続ける人。ノミで木をえぐり続ける人。
「押し付けるのでなく、彫る・丸める・ねじる・縫うなど、やれることを好きなようにやってもらているんです」と福森さん。つくったものは、そのまま放置されるものもあれば、国内外のアート展に出品されたり、アートグッズとして販売されているものもあります。どの作品も凄いっ!!! と感じる力強さ、純粋さに満ちあふれています。
つくるって? 生きるって? 頭も気持ちも揺さぶられて、胸いっぱいになった「しょうぶ学園」見学でした。
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